コメカブログ

コメカ(早春書店/TVOD/MicroLlama)のブログ。サブカルチャーや社会のことについて書いています。

20250522ランダムノート

■最近はアニエス・ヴァルダの映画を続けて観ている。良過ぎる。

 

SNS、「だいたいのところで共闘する」をむしろ壊してしまう装置に、完全になってしまった気がする。本来は共闘可能性があったはずの人間のことも、簡単に嫌いになれる装置。扱われる言葉も態度もどんどん軽くなっていきがちだし、こんなの公共コミュニケーションの場とは言えない。

公共コミュニケーションの場のテイでありながら、実際には個々のユーザーの自意識が無防備に溢れ出している場所。各ユーザーは他人のそれに直に触れることになるから、人に対する嫌悪や敵視に簡単に辿り着いちゃう、って側面がデカい。それ自体はもちろん今に始まったことじゃないが。しかしそういう傾向がどんどんエクストリーム化していっているというのはやっぱりあると思う。

SNSインフルエンサー化するアカウントは、多くのユーザーの自意識を過剰に刺激したり、そこに上手に忍び込んだりする。なんなら発言の内容や思想傾向そのものよりも、そういう他人の自意識へのアプローチ、侵入可能性の方が、(意識的であるかどうかは別として)重要視されていたりする。

こういうアプローチ可能性が、なんらかのスタンドアローンなパッケージ作品(小説でも映画でもなんでもいい)として成立しているならまだしも、SNSアカウントの「運用」の問題として成立してしまっているっていう状況が、もうずっと続いているわけだ。だからSNSは、「兵器」として使われ得るのである。