今回の衆院選の結果を、戦後民主主義的なものの完全な死、と見る見方は当たっていると思う。が、自分はどこまで行っても自分の根拠を戦後民主主義にしか見出せないので、今後もそれをベースにものを考え続ける。そして自分にとっては、ある時代の「日本のサブカル」も、戦後民主主義的なものとセットである。こういうことを言う自分をアナクロなリバイバリストと罵ってもらってもまったくOKで。実際その通りだからだ。
しかしとにかく、自分自身がどういう立ち位置からものを考え、生活し、行動するのか、ということを、よく考えるしかない。その場その場で(我が身可愛さに)メタレベルを確保し、手近な相手にマウントを取り続けていても仕方がない。それでは本当に批判すべき対象を取り逃がす。
「自分の方がお前よりも現実が見えている」とウェブ上でマウンティングし合うことは、状況の内実について具体的に学ぶこととはまったく関係がない。自分自身の立ち位置から、生活や行動や批判の方法を組み立てることに時間を使った方がいいだろう。権威主義に対抗するにはそれが必要だと、強く思う。