今回の衆院選の結果を、戦後民主主義的なものの完全な死、と見る見方は当たっていると思う。が、自分はどこまで行っても自分の根拠を戦後民主主義にしか見出せないので、今後もそれをベースにものを考え続ける。そして自分にとっては、ある時代の「日本のサ…
ある時期以降の戦後日本的「サブカル」の矮小さこそが、自分にとっては一番リアリティを感じることができるものだ。いまも昔も。その場所から考え続けることを、最近改めて意識している。社会状況がひどくなり続けるなら尚更、そこから考え続けることにこだ…
「魅力的であろうとする」ことってなんだろうなと、最近よく考える。 もちろん、「魅力的であれ」という社会的プレッシャーってのは今も昔もずっとあるわけで、個人に対するそういう外圧はイヤ~なもんなんだけど。ただ、人が自ら「魅力的であろうとする」こ…
■文化も政治もどんどん多元化して、どこまで行くんだろうなこれ。いろんな意味でめちゃくちゃ危ういけど、しかしかつての相対的安定=抑圧構造に戻りたいかと言われると、やっぱり現状の「自由」の方が良いとは思う。ただそこには、なんらかの倫理を今後はた…
宝島91年3/24号、特集「ニューウェーブの逆襲」。 この、1990年前後にNW……というか(アーリー)80年代が振り返られた状況・感覚というのが、2000年ぐらいにNWを後追いしていた当時の自分には、正直わかりにくかった。そしてそれは、今では更に捉え難いものに…
パブリックなレベルとパーソナルなレベルとを考えるときに、両者を混然一体とさせていくことの方が「革命的」であり得る、ってことなんだろうとは思うんだけど。ただ自分はこの二つを区分けするやり方しかできない。それが例えば、片手に戦後民主主義・片手…
『NEW WAVE PARTY!! vol.1 -日本のテクノポップ編-』、ご来場くださった皆さま、出演してくれた皆さま、渋谷ラママの皆さま、ありがとうございました! とても面白いイベントになったと思います! 今回、安田理央さん・吉田仁郎くん・コメカ、の三人で、こう…
「サブカル」的アイロニーをパブリックなレベルにおいてどこまで許容するのか、みたいな問題がある。それが過剰になれば冷笑的なものの後押しになっちゃうし、しかしそれを拒絶し過ぎるとそれはそれで、ある種の「自由」が減衰していく。公共性そのものはも…
2025年6月5日(木)渋谷ラママ『NEW WAVE PARTY!! vol.1 -日本のテクノポップ編-』OPEN & DJ START 19:00¥2,000 + 1D 安田理央/吉田仁郎/コメカが主催するNEW WAVEパーティ! ホストバンド&複数ボーカリストによるライブ演奏と、DJのNEW WAVE曲プレイでお送…
■最近はアニエス・ヴァルダの映画を続けて観ている。良過ぎる。 ■SNS、「だいたいのところで共闘する」をむしろ壊してしまう装置に、完全になってしまった気がする。本来は共闘可能性があったはずの人間のことも、簡単に嫌いになれる装置。扱われる言葉も態…
『爆裂じろうゆ生誕祭!!46』ありがとうございました。ラママが大盛況でしたーじろうおめでとう! 野獣のリリアン、ニャー♡ウェイヴ、ジョリッツ、どのバンドも最高でした! MicroLlamaはex.曇ヶ原の石垣翔大と一緒に演奏。気合い入れてカッ飛ばせたと思うー…
ノンフィクションライター・井上理津子さんの日刊ゲンダイでの連載「本屋はワンダーランドだ!」にて、ぼくが経営する古本屋・早春書店を取り上げていただきました。4/11(金)発売号に掲載。井上さんがとても素敵な文章で、当店をご紹介くださっています。…
Post by @comecaML@mastodon.social View on Mastodon mastodon.social ぼくがやっているテクノポップバンド・MicroLlamaのライブがあります。 2025年4月16日(水)渋谷ラママ 爆裂!じろうゆ生誕祭46ギタリスト生活20周年スペシャル 19:00 open / 19:20 sta…
文芸創作誌「ウィッチンケア(Witchenkare)第15号に、SF小説「カニ人間」を寄稿しました。前号に寄稿した「工場」に続いて、チープで暴力的でイヤ~な物語です。 早春書店ウェブサイトでもご購入いただけます! www.so-shun-shoten.com ウィッチンケア第15…
■『ホットスポット』を観終えてから考えていることのメモ。 2025年1月期日曜ドラマ『ホットスポット』|日本テレビ テレビドラマ『ホットスポット』、最終回まで楽しく観た。好きなドラマ。しかしこれ、良くも悪くもとても戦後日本的かつ小市民的なドラマと…
■R-1観た。観ながらぼんやりと感じたのは、よしもとの若手のノリがゆっくりと徐々に、アウト・オブ・デイトなものになってきているのかも、ということ。テレビバラエティにおけるダウンタウン・パラダイム(?)がようやく終わることなんて別にいまさら大し…
■「批評」、天下一武道会とかM-1みたいな感じになりがち。 ■『ドリーム・シナリオ』観たんだけど、自分はこの映画ぜんぜん合わなくてダメだった。ユーモアの感覚がまったく好みじゃなくて。題材として夢を扱ってる割に、空間や雰囲気におけるズレ・違和感を…
■アマプラで広告入るようになるらしい。そのうち他のサブスクもこういう傾向が強くなっていきそう。膨大なサブスクデータのなかをさまようより、自分が本当に大事にしたいいくつかの本やCDに触れることの方が、強い喜びをもたらしてくれることもある(それ以…
TVODのサブカルチャー講座 静岡来・て・こさんでの『TVODのサブカルチャー講座』、無事終了。ご来場くださった皆様に心から感謝。今回は講座の後に水曜文庫さんにて「TVODを囲む会」も開催いただいて、めちゃ嬉しかった……。静岡でのイベント、毎回本当に楽し…
50年代生まれのプレイヤーたちが中心になった80年前後のニューウェーブのムーブメントには、いろんな意味で「68年」なり対抗文化なりの記憶がかなり反映されていて。そこから数年後、60年代生まれのプレイヤーたちが中心になったナゴムには、上の世代とはま…
次の土曜日に、下記のイベントに出演します。 『ケラ逃げ前夜祭! 40周年ナゴム入門』 9/21(土 )19:00 SUPER DOMMUNE(渋谷パルコ9F) http://dommune.com 会場観覧チケット近日販売 TALK: ケラリーノ・サンドロヴィッチ まゆたん 松永天馬(アーバンギャ…
戦後民主主義的なものに対する懐疑や反発の気分を、(ガス抜きとしての冗談であるという意味で)「安全」にギャグに落とし込んだのがツービートだったとして、ビートたけしに影響を受けた爆笑問題・太田光は、お笑いが帯びるジョーカー性に惹かれそれを体現…
谷頭和希さんが書かれたヴィレッジヴァンガード(以下VV)についての記事を、面白く読んだ。 ヴィレヴァンが知らぬ間にマズいことになってた 「遊べる本屋」はなぜ魅力を失ってしまったのか | 街・住まい | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net) しかしVVが提案…
(②からの続き) 例えば『あちこちオードリー』のような番組では、芸人やタレントが自らの仕事における「本音」を語り合う体裁を通して、このような「生態学的秩序」の(いまさらの)再強化が企図されていると言える。この番組で語られる「本音」が、「悪無…
(①からの続き) 「だからもはや人びとがテレビに対して求めているのは、タレントという虚構の人物たちが活動するフィクションを楽しむということではないらしいのだ。素人たちの剥き出しの「生」がただテレビで中継されること。どうやらそのような身も蓋も…
「ビートたけしが「質問=回答」というTV的同一性の場に意識的なのは一目瞭然だ。彼の発する信号は別の意味へと反転し得る同時的両義性を具えていて、それが「点滅」に代表される、非常にTV信号的な彼の運動を高度に実現しているのだ。彼もまた「同一性」の…
Digital Danceという、70年代末から80年代初頭に活動していたらしいベルギーのニューウェイヴバンド。解散後、メンバーはそれぞれファド・ガジェットやウェザーメン、ドゥルッティ・コラム等に参加していたらしい。こんなバンドいたんだなあ。同時代のギャン…
上野 正しさだけで商売ができるとは、普通なかなか思えないですが。 辻井 私は企業にとって、その正義感こそが必要だと思っていましたね。 上野 どうしてですか。 辻井 消費者のためになることが、すなわちそれが百貨店にとっての正義です。消費者が不利益に…
高橋幸宏が亡くなった。言うまでもなく自分は単なるいちリスナーに過ぎないわけだけど、悲しい。ポップミュージック……というか、ポップカルチャーに触れることには、やっぱりとても不思議なところがある。現実には一度も会ったことのないミュージシャンに対…
「生きるかなしみ」みたいなものをぽつぽつと言葉にする経験というのが、現代生活のなかにもっと必要なんじゃないかと最近よく思う。 なにもかもが照射されてしまうような喧騒はとっくに立ち消えているのに、(かつてのそういう喧騒のなかで嫌悪されたような…