自分がいま「社会」の手触りを直に感じる機会というのは、基本的には日々の生業における業務時間、あとは私生活のわずかな時間とウェブ世界……というか、Twitterを開いたときぐらいしかない（それは割と悲しいことなのかもしれないけど。最近遊んでないので、あらゆる意味で……）。稼業においてはとにかく自分の小舟である古本屋を沈没させないように毎日必死に泳いでいるだけなのだが、Twitterのタイムラインを眺めているときには、ここ最近は暗澹たる気持ちになるばかりというのが正直なところ。なんとか自分なりに「社会」へのコミットメントの方法を探し実行し続けるしかないのだが、政治経済その他あらゆる側面で、この国の今後の見通しは限りなく暗いと感じるし、それは思想信条関係なく様々な人々に広く共有された気分であるだろうなあと思う。なんだかんだ言っても、国家というシステムは今後も倒壊せず延々と続いていくんでしょ、というような感覚を、根拠無く自分もこれまで抱えて生きてきたことを思い知らされる感がある。もちろん諦めないつもりではありますが。
古本屋稼業は買取のご依頼をいただくことも増えてきて、本当にありがたい。頑張ってどんどん作業を進める。先日お売りいただいた『カジノ・フォーリー』（カジノ・フォーリー社～吐夢書房）全巻揃、面白い。初めて現物読んだんだけど、想像していたよりもサブカル色が濃い……というか、演芸が半分、サブカル/文化左翼/犯罪やらセックスやらの記事が半分、という感じ。カストリ雑誌感。
LINEの新投稿プラットフォーム「Article」にお声がけいただき、記事執筆。近刊のマンガ単行本をいくつか取り上げ、時評のような感覚で。
聴いた曲。Kosmonaute『Electromagnetic Fields』（2022）。クラフトワークのパチモン。何曲かは初期デペッシュ・モードになる（笑）。テクノポップが一番カラダに楽な人間なので、ついこういうのを聴いてしまう……。
ブログは日々の雑記を不定期に適当に書く感じで、また続けていきたい。
